症状じっとしていても首が痛い、時々頭痛やめまいがある

整形外科を受診し、レントゲン検査をしてもレントゲンには異常はありませんが、痛みやだるさがでるケースがほとんどと言われています。
痛む場所が日によって変わったり、天候の変化や湿度、温度の影響によって症状が強く出る場合もあります。
長時間にわたって、同じ姿勢での作業が困難になることが多いです。
頭痛・倦怠感・疲労感・不眠・めまいなどが不定的に現れることもあります。

原因と病態自動車での交通事故、頸椎捻挫型が最も多い

いわゆる「むち打ち症」は、追突や衝突などの交通事故によってヘッドレストが整備されていない時代に頸がむちのようにしなったために起こった頸部外傷の局所症状の総称です。
受傷原因や外傷程度により症状はさまざまで、治療方法や期間は多岐にわたります(平均3ヶ月から6ヶ月)。
医学的な傷病名ではないので、外傷性頸部症候群(頸椎捻挫・頸部挫傷)、神経根症(頸椎椎間板ヘルニア・頸椎症性神経根症)、脊髄損傷など医師の専門的診断を受けることが必要です。
したがって、交通事故後にいわゆる「むち打ち症」が疑われる場合は神経学的所見を含む診察所見および病状によってレントゲン撮影やMRIなどの精査が可能であることから、整形外科医の診察を受けることをお勧めします。
分類
 ・頸椎捻転型
むちうちの中でも比較的軽度な症状です。首から肩にかけての筋肉などが引き伸ばされておこる症状で後々問題になる事は少ないようです。首、肩、背中などの痛みや張りが主な症状となります。
頸椎捻挫型
むちうちの中で最も多くみられる症状です。椎骨の周囲の靭帯や骨と骨の間の関節包などが損傷したもので、首周りや背中などの筋肉の緊張、にぶい痛み、首を動かした時の運動痛、手や指のしびれ、力が入りにくいなどの脱力感、頭痛、めまいなど多様な症状が現れます。
頸椎神経根型
頸椎の並びに歪みが生じ、神経が圧迫され首の痛み、しびれ、だるさ、後頭部の痛み、顔面痛などが現れます。
バレリュー症候群(別名:後部交感神経症候群
椎骨動脈の血流が低下し頭痛、めまい、吐き気などの症状が出現します。
脳脊髄液減少症
この脳脊髄液減少症の症状は多彩。初期症状は頭痛が一般的であり、不定愁訴が症状に該当します。この症状の特徴としては天候に左右されやすく気圧の変化に応じ体調が変わります。

治療と予防安静、マッサージ、電気療法、ストレッチ

まず第一に安静が大事とされています。安静時期(急性期)はマッサージではなく、当院では、まずはじめに微弱電流治療器(エレサス)を使用して急性期の痛みを軽減させていきます。
痛みの程度に応じて、その日その場での痛みの程度・部位を確認した上、マッサージを行い、高周波治療器(ハイボルテージ)を使用して血流の促進筋緊張の緩和鎮痛作用炎症の抑制組織の修復促進を行います。次いでストレッチなどを順に行なっていきます。

治療期間は平均3ヶ月から6ヶ月間と長い疾患のひとつですので、交通事故後の首の痛み、腰の痛み、むち打ち症状(じっとしていても首が痛い、時々頭痛やめまいがある)でお悩みの方は、大東市住道にある当院へ一度ご来院ください。