大阪府大東市にあるT.S.NAKAMURA接骨院です。
8月になり、一段と猛暑日が増えてきましたね。セミの鳴き声も段々と聞こえなくなってきました。

また、ジョギングやスポーツをするのに危険な暑さで、いつも熱中症と隣り合わせですね。

学生の方々は夏大が終わり、新チームスタートの時期になり、張り切って久しぶりに身体を動かしたら“ケガをしてしまった”という経験はありませんか?

突然のケガに慌ててしまうこともあるかもしれませんが、そんな時の対処法を知っていればケガが悪化するのを最小限に抑えることが出来て、痛みの引きが早くなることが多いです。

患者さんからよく聞かれるのは『ケガをした時は、温めるの?冷やすの?』という疑問です。

今回は捻挫や打撲をしてしまったかもしれないという観点で、具体的に解説していきたいと思います。

ケガをした時には、温めるの?冷やすの?

これに関しては様々な意見がありますが、まずは冷やすことが効果的です。
打撲や捻挫のようなケガをした直後は炎症の初期段階と言えるので、冷やすことが重要となっていきます。

なぜ冷やすと良いの?

主にこの2つの理由があります。
皮膚や組織内の血管が収縮することで、患部への血流が減少し、腫れや炎症、内出血が抑えられる
細胞の代謝活動を低下させて、組織の損傷が最小限に抑えられ、痛みを減少させられる
ということがあります。
いざという時の為に、すぐに対応出来るようにしておきたいですね。

どうやって冷やしたら良いの?

よく保冷剤や冷却シートなどで冷やそうとする方がいますが、当院で一番おすすめしているのは“氷水(氷嚢)で冷やすこと”です。
それはなぜかというと、氷水は0℃以下になることはないので、冷やしすぎるということを防ぐことが出来ます。
ケガをした所に氷水を当てると始めは冷たいと思いますが、徐々に感覚が麻痺してきて冷たさを感じにくくなります。その状態になれば十分患部を冷却できています。

痛みがある間はずっとアイシングをされる方がいらっしゃいますが、アイシングをだらだらと長い期間のアイシングによって治癒力も働きにくくなってしまいます。
アイシングはケガをした当日もしくは翌日までで、特にズキンズキンと拍動性の痛みがある時に行うのがいいでしょう。

当院での実例

患者さん①
ある日、足をぐきっと捻ってしまった感覚がありましたが「すぐ治るでしょ」と何もせず放置していました。すると、みるみるうちに腫れてすごく痛いし、歩くのも大変になってきた…とのことです。これは放っておいたら更にまずいことになるかもしれない…そんな思いで来院されました。
来院時には、痛めた日から一週間以上経過していて、ギプスを巻く時期は過ぎていました。そこから、サポーターを装着し、治療やリハビリの日々が始まりました。
もっと早く来ればよかった」「そしたらこんなに長引かなかったのに」そんな後悔が患者さんからはよく聞かれていました。今回のケースの患者さんの治療には時間がかかってしまいましたが、定期的に通って下さり頑張ってリハビリをして日常生活も不自由なく送れるようになっています。

患者さん②
中学生でバスケットボールをしている患者さんです。足首を痛めた時の適切な対応がわからず何もしない状態で、ケガをしてから4日目に来院されました。
捻挫レベルは当院の見立てではギプスをした方が良いぐらい損傷している状態でした。でも「大事な試合があるから」「休めないから」とスポーツを完全に休むことはなく過ごしました。
結局、2ヶ月もの間痛みが取り切れず、現在も治療と並行して出来る範囲でクラブの練習に参加されています。

上記の2例からみても
すぐに適切な対応や処置をしていたら、もっと早く痛みが取れ、不自由なく歩けていたり、好きなスポーツを全力で楽しめるようになっていたかもしれません。
対応が少し遅れるだけで、改善するスピードはどんどん遅くなります。その時々で重要な大会を控えていたりすると優先順位を適切に判断できず、目先のスケジュールだけで治療を後回しにします。出たかった試合になんとか出れても痛みは改善するどころか悪化すればその次の試合スケジュールにも影響してしまうでしょう。

ケガは誰しも不運なタイミングで起こってしまいます。復帰できるまでにどれくらい日数が必要で、重要な試合に向けて戦略的に休養やリハビリをどう行うか計画を立てることが非常に重要です。

一流のアスリートが一流の医療を受けているとしても、ケガからの復帰のタイミングを判断するのは非常に難しいので、それを自己判断することがどれほど危険なことか知っていただきたいと思います。

当院の想い

ケガや身体の痛みで苦しい思いをする人を減らしたいという想いがあります。
早く痛みを取り除いて、患者さんそれぞれが好きなこと、やりたいことを思う存分楽しんで欲しいと心から思っています。そのために身体の痛みを時間をかけずに取り除くことを第一優先にして施術をしています。患者さんのケガをした直後の対応と、当院での治療が合わされば最短でケガが改善していくはずです。ケガを治すためにそれぞれが取り組めることを一緒に行っていきましょう。

まとめ

ケガをしたら、まずは安静にして冷やすということが大切です。これを知っていて「実践」することでケガが早く治るための大きな一歩を踏み出せます。
そして、最低でも3日経っても痛みが引かない場合はお近くの医療機関(病院や接骨院)にかかるようにしましょう。
患部が痛いのに「すぐ治るでしょ」と様子を見ていると、痛みが長引いてしまうことがあります。医療機関にかかって適切な処置受けることがケガが治る近道となるはずです。
身体の痛みやお悩みなどがある場合は、お気軽にT.S.NAKAMURA接骨院へご連絡下さい。

皆さまが好きなこと、やりたいことが出来るように全力でサポートさせて頂きます。