症例:東大阪市吉田本町在住の10代男性【左シンディング-ラルセン-ヨハンソン病】

サッカーをしていて徐々に左膝のお皿部分に違和感が出てきて5月頭より痛みに変わってきたそうです。捻ったりぶつけたりは特にしていないとのことでした。
違和感が出た4月末に、自宅近隣の整形外科に受診してレントゲン撮影と診察を受けたところ、左の半月板の裏を痛めていると言われたそうです。成長痛ではないとのことでした。
湿布を貼っていても痛みに変化ないため、知人の紹介で来院されました。
初診時に痛みの部位と症状を確認したところ、半月板損傷の所見は一切ありませんでした。
圧痛が左膝蓋骨の下方部にあり、軽度の腫脹もありました。
病態把握のため、エコー検査をしたところ、左膝蓋骨の下端部に裂離骨片と思われる画像が描出できました。

膝蓋骨の下端部の症状である「シンディング-ラルセン-ヨハンソン病」(膝蓋骨の成長痛)を疑い、連携病院に紹介しました。
レントゲンでも同部位に裂離骨片をうっすら確認できました。

このような、成長痛(疲労骨折のような症状)には、LIPUS(超音波骨折治療器)を20分間照射し、骨の治癒を目指します。

痛みが軽減してきたらストレッチで前もも(大腿四頭筋)をストレッチしたり、トレーニングを追加してサッカーの早期復帰を目指します。
このように、スポーツ中などに膝を痛くしてしまって、病院(整形外科)や整骨院(接骨院)に行ったけど、痛みに変化がない場合は、何かしら障害が隠れています。障害が見つかり適切な施術を行うことで早期復帰・痛みの改善に繋がりますので、スポーツをしていて痛みが出たら一度検査をすることをお勧めします。
大東市の住道駅南口から徒歩7分・近鉄バス住道駅筋バス停より徒歩1分の扇町にあるT.S.NAKAMURA接骨院にご相談ください。