こんにちは!
大東市の住道駅南口から徒歩7分・近鉄バス住道駅筋バス停より徒歩1分の扇町にあるT.S.NAKAMURA接骨院です。
骨折や捻挫をした際に、整形外科や接骨院(整骨院)でギプス固定などをして松葉杖で歩いた経験はありませんか?
一定の期間しっかり固定をしてギプスが外れたのに何故か痛みや腫れ(浮腫)が取れずに悩まれている女性が来院されたので、その症状に関してなぜそうなっているのか説明させて頂きます。
大東市扇町在住の60代女性 左足の痛み
今年の9月中旬に左足を捻ってしまい、整形外科に受診をしてレントゲンを撮ったところ左足の「立方骨骨折」と診断を受けられました。
ギプス処置を受けて4週間松葉杖歩行で左足に全く体重をかけずに過ごされていました。10月中旬にギプスが外れましたが足がむくんでおり、また骨折した部位やまたその周囲の関節にも痛みが出ていました。皮膚の色も少し赤みがかった感じでした。
その後も痛みの変化がないまま整形外科でのリハビリが終了になってしまったため、11月中旬に当院に来られました。
初診時の外観写真が次の画像になります。左足が全体的にむくみ、赤くなっている事がわかります。
ギプスを長期間していて、荷重をかけずにいると時々このような病態になっている患者さんに遭遇します。
レントゲン上は、折れてしまった骨は骨癒合しています。
骨はくっついているのにこの症状は一体なんなの?
外傷や手術後に四肢の激しい痛みや腫れを生じます。反射性交感神経性ジストロフィーやカウザルギー、肩手症候群などさまざまな名称で呼ばれていました。CRPSの原因はいまだ不明で、誘因から予想される程度や範囲を越えた症状を示すため、早期診断と集学的治療が必要となります。
CRPSは人口10万人あたり年間5.46〜26.2人に発症し、男性より女性のほうが3.4倍多いと報告されたいます。CRPSの原因は、骨折や捻挫、手術後に多発症すると言われています。
CRPSの臨床症状は、痛みや腫れ、運動障害、自律神経症状や皮膚萎縮などが挙げられます。
レントゲンを撮影すると、白く映る骨が薄っすら映ります。このことを「骨萎縮」と言います。
治療法はどうなるの?
CRPSの確定診断を待って治療を開始するのではなく早期にCRPSを疑い、リハビリなどの集学的治療を開始します。
リハビリは痛みを減少させ、関節可動域制限や運動麻痺による機能障害の軽減に有用です。電気治療は有用であり、マッサージや温冷交代浴、認知運動療法などの作業療法は、機能障害の軽減と社会復帰の促進に有用です。
症状の緩和とともに「骨萎縮」も改善してきます。
このようにT.S.NAKAMURA接骨院では、外傷(ケガ)に特化した施術のみならず、原因のわからない症状の場合も、症状を特定して施術の提供が可能です。
また日常生活やお仕事での痛み、スポーツによる怪我の施術も得意としています。
その患者さんに適した施術方法・電気治療を組み合わせて最適な施術を提供致します。
痛みの改善、柔軟性の向上、血流循環の改善など期待できる施術を行い、早期回復のお役に立てればと考えております。
大東市の住道駅南口から徒歩7分・近鉄バス住道駅筋バス停より徒歩1分の扇町にあるT.S.NAKAMURA接骨院にご相談ください。