症状:頸から肩にかけての張り・凝り、だるさ、重さ

頸すじ、頸のつけ根、肩または背中にかけての張り・凝り・痛みなどの症状があり、時に頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、頸の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。

原因と病態:不良姿勢での長時間作業、なで肩、ストレス

・首や背中が緊張(張っている状態)するような姿勢での作業をする
・姿勢が良くない方(デスクワークなどでの猫背・前かがみ姿勢・ストレートネック)
・運動不足
・精神的なストレスを抱え込む
・なで肩
・連続して長時間同じ姿勢をとっている
・ショルダーバッグを背負う
・冷房
などが原因になります。
首と肩の周辺には多くの筋肉があり、これらは重い頭や腕を支えて立っているだけで、緊張し続けています。
緊張が続くと筋肉が疲れて疲労物質(乳酸)がたまり硬くなります。
それが血管を圧迫して血液の循環を悪くしたり、末梢神経を傷つけたりして、こりや傷みを起こします。
また、血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉に疲労が溜まりますます筋肉が硬くなってしまいます。

治療と予防:マッサージ、温熱療法、運動療法、可動域訓練

マッサージ療法(筋肉の血流を改善、筋緊張を和らげる)、温熱療法(蒸しタオル、入浴などで筋緊張を和らげる)、運動療法(筋力強化)、可動域訓練などを行います。
明らかな原因疾患があれば、その治療が必要です。
同じ姿勢を長く続けないように意識しましょう。
蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし、疲労をとることが有効的です。
適度な運動や体操・ストレッチを行ったり、長めに入浴して身体を温め、リラックスをするように心がけましょう。

頸から肩にかけての張りや凝り、だるさ、重さの症状でお悩みの方は、大東市住道にある当院へ一度ご来院ください。